プライムレートって言葉を聞いたことがある?

usagitokame

「すでに知っているかもしれないけど、住宅ローンの世界はいま戦国時代の真っ只中なの。激烈な競争を勝ち抜くために、各金融機関はあの手この手でお客を呼び寄せようとやっきになっているわ。その一つが優遇制度。その昔キャンペーンと呼ばれていたものよ。カメオは〈プライムレート〉って言葉を聞いたことがある?」とミラー女史。

「いや、ないです」とカメオ。

「銀行にはいろいろな金利の商品があるけど、そのなかに〈プライムレート〉と呼ばれる金利があるの。これは最優遇金利と訳される、一番いいお客様に提示する特別レートのことね。でも、いまの住宅ローンの優遇制度は、その特別レートよりもさらに引き下げられた超特別レートになっている普通じゃ考えられない金利よ。ということは、この優遇制度をマスターせずに住宅ローンを選ぶなんて、スーパーマーケットで特売品の前を素通りするようなものなの。」

「そんなにすごい制度なんですか。でも優遇って、とにかく数が多いですよね。」

「そう、だからすべての優遇制度を個人の力で調べようなんて考えちゃダメよ。ウォーリーをさがせ!を何百ページもやるようなものだからね。それに種類が尋常じゃないわ。個人の属性に関して適用されるの、その金融機関との取引条件をペースに決定されるもの、物件の内容によって適用されるもの、なかにはエコ宣言に署名するだけで得られるもの、妊娠しているだけで得られるものなど、かなりマニアックなものもあるし。」

やれやれ。カメオは気が遠くなった。

「そういえばこの前、カメオは住宅販売会社の営業マンにカチコチ銀行との提携ローンを勧められたって言ってたわね。それも優遇制度の一つよ。」

「そうなんだ。」

「たしか、全期間優遇1.6%で、当初金利は0.875%だったわね。その数字はたしかに普通よりもいい条件よ。ウサコがあやうく判子を押しそうになったのも無理ないと思う。でも、それより条件のよい住宅ローンならもっとあるわ。」

「たしかに、そういったものが適用されればかなりお得になるでしょうね。でも、ボクたちの住んでいるソントク村で営業していない金融機関のローンは使えないでしょ。」

「そうね、住宅ローンは基本的に地産地消なの。ただ、メガバンクやネット系の金融機関なら全国共通に提供していたりするものよ。各支店から1時間圏内で行ける場所に住んでいれば、貸し出してもらえる公算も大だわ。あと、優遇制度を地道に見つけていくんだったらネットの〈住宅ローン商品・金利情報〉なんかを参考にするのがお勧めね。」

「ああ、この前シロフク先生に教えてもらった。」

「じゃあ最後に一つだけご忠告。優遇制度というのは、優遇の条件を満たさなくなったり、返済の遅れがあったり、特定の条件に合致したりすると適用されなくなることがあるの。だから判断は慎重にね。」

<続く>

This entry was posted in 未分類. Bookmark the permalink.

Comments are closed.